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2月の挨拶「梅花の候」の意味と使い方|メール・手紙に使える例文

言葉遣い

2月に入り、暦の上では春を迎えるものの、まだ寒さが残る日々が続きますね。メールや手紙の挨拶文には、季節を表す言葉を使うのがマナーですが、2月によく使われる「梅花の候」について知っていますか?「梅花の候」は、梅の花が咲き始める頃に用いられる言葉で、2月の挨拶状やメールの書き出しにぴったりです。本記事では、「梅花の候」の意味や使い方に加えて、ビジネスメールや手紙に使える例文もご紹介します。

「梅花の候(ばいかのこう)」の意味

梅花の候」の読み方は、「ばいかのこう」と読みます。

梅花の候」は、二十四節気(二十四節気とは、1年を24の季節に分ける暦です。)立春の頃、梅の花が咲き始める時期に使われる時候の挨拶です。

「梅花の候」とは、梅の花が咲き始める頃を意味する、2月の時候の挨拶です♡

梅花:梅の花

時候の挨拶とは、手紙やメールの冒頭などで季節の移ろいを表現する言葉で、相手に季節感を伝えるとともに、丁寧な印象になります。

梅花の候はいつからいつまで?

「梅花の候」は、梅の花が咲き始める頃、2月上旬から下旬まで使える季節の挨拶です。

ただし、梅の花の開花時期は地域や気候によって異なり、早いところでは1月下旬から咲き始め、遅いところでは3月に入ってから咲く場合もあります。 そのため、梅花の候を使う時期も、地域や状況に合わせて相手に配慮して使いましょう。

もし、相手の地域がまだ寒く、梅の花が咲いていないことが分かっている場合は、以下のような表現を使うこともできます。

例文

・暦の上では春となりましたが、まだ寒さが厳しい日が続きますね。

・こちらでは梅の花が咲き始めましたが、そちらはいかがでしょうか。

梅の花が咲き始める2月は、春の到来を知らせるものとして、人々にとって待ち焦がれるものでした♡

2月の手紙やメールに使える時候の挨拶(ほかの時候の挨拶も参考にしてみてください)

「梅花の候」を使った例文

「梅花の候」は、手紙や挨拶状の冒頭、書き出しで、季節の挨拶としてよく使われます。時候の挨拶は、季節感を表現し、相手の安否や健康を気遣う意味合いがあります。

「梅花の候」基本的な書き出し

例文

梅花の候、皆様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

梅花の候、春の兆しが感じられる頃となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

「梅花の候」相手の活躍を称える書き出し

例文

梅花の候、〇〇様におかれましては益々ご活躍のこととお慶び申し上げます。

梅花の候、貴社におかれましてはますますご発展のこととお慶び申し上げます。

「ご発展」は会社に対して使います♡

「梅花の候」相手の健康を気遣う書き出し

例文

梅花の候、〇〇様におかれましては、お変わりなくお過ごしのことと存じます。

梅花の候、〇〇様におかれましては、寒さ厳しき折からご自愛のほどお祈り申し上げます。

「梅花の候」季節の移ろいを表現する書き出し

例文

梅花の候、春の息吹が感じられる頃となりました。

梅花の候、日ごとに寒さが和らぎ、春の息吹を感じる頃となりました。

「梅花の候」を親しい人に使う時の言い換え

「梅花の候」は、手紙や挨拶状の書き出しに使われる時候の挨拶で、2月頃に梅の花が咲き始める頃を表します。親しい人に使う場合、以下のような口語調の表現を使いましょう。

例文

・梅の香りに春を感じます。

・日差しが少しずつ春めいてきました。

・寒い冬もようやく終わり、春の兆しが見え始めましたね。

・そろそろ梅の便りが届く頃です。風邪などひいていませんか。

・そろそろ梅の香りがする頃ですね。春の訪れが待ち遠しいですね。

親しい人に使う場合は、より親しみやすく、季節を感じたり相手を気遣う表現に言い換えてみましょう♡

「梅花の候」メール文例:ビジネスシーン

ビジネスメールに季節の挨拶を入れると、丁寧な印象になります。 ただし、メールの目的は要点をわかりやすく伝えることなので、挨拶は簡潔にし、すぐに本題へ入るのが理想的です。従来は「拝啓・敬具」といった形式的な挨拶が一般的でしたが、最近ではよりシンプルで短い表現が好まれる傾向にあります。

1)宛名: 相手の名前と役職を記載します。

2)挨拶: 季節の挨拶や相手の安否を尋ねる言葉などを記載します。

3)本文: 用件を具体的に記載します。

4)結び: 今後の関係性や相手の健康や活躍などを祈る言葉を記載します。

5)署名: 自分の名前、所属などを記載します。

↑ビジネスメール文の一般的な構成です♡

ご確認のお願いメール


件名: 【ご確認のお願い】〇〇の件について

〇〇株式会社 〇〇様

梅花の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素より格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。

〇〇の件につきまして、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

・〇〇について
・〇〇について
・〇〇について

お忙しいところ大変恐縮ですが、上記についてご確認のほどよろしくお願い申し上げます。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお知らせください。

まだ寒さが残る時節柄、くれぐれもご自愛くださいませ。
引き続き、よろしくお願い申し上げます。

△△ △△

お礼メール


件名: 【お礼】〇〇の件、ありがとうございました

〇〇株式会社 〇〇様

梅花の候、貴社におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

先日はお忙しい中、〇〇についてお時間をいただき誠にありがとうございました。
〇〇について、貴重なご意見を頂戴し、心より感謝申し上げます。
いただいたご意見を参考に、今後の〇〇に活かして参りたいと思います。

寒さが和らぎつつありますが、引き続きお体にはお気をつけくださいませ。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

△△ △△

「梅花の候」挨拶文例:プライベート(目上の人向け)

挨拶文では、拝啓と敬具をセットで使用し、その上に相手の名前と自分の名前を記載するのが一般的です。

1)宛名: 相手の名前を記載します。

2)頭語: 拝啓などを記載します。

3)挨拶: 季節の挨拶や相手の安否を尋ねる言葉などを記載します。

4)本文: 用件を具体的に記載します。

5)結語: 敬具などを記載します。

6)署名: 自分の名前、所属などを記載します。

近況報告を兼ねた挨拶


〇〇様

拝啓

梅花の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
寒さ厳しき折から、ご自愛のほどお祈り申し上げます。

さて、ご無沙汰しておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私どもは、おかげさまで元気に過ごしております。

(※具体的な要件を記載)

また、お時間ございましたら、近況などお聞かせ頂ければ幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

敬具

△△ △△

お礼の挨拶


〇〇様

拝啓

梅花の候、ご健勝のことと存じます。
寒さの中にも春の兆しを感じる季節となりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
先日は温かいお心遣いをいただき、誠にありがとうございました。
まだまだ寒い日が続きますので、どうぞご自愛ください。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

敬具

△△ △△

まとめ

「梅花の候」は、梅の花が咲き始める頃を表す2月の時候の挨拶で、手紙やメールの書き出しに使うことで、美しい季節感を表現できます。相手への優しい気持ちを伝えるのに最適な言葉の一つです。参考にしてみてください。

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今日も一緒に言葉を学んで、相手を思いやる言葉遣い、適切な言葉遣いでコミュ力を上げていきましょう♡

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