5月は、新緑がまぶしく、風が心地よい季節。ビジネスメールや手紙でも、季節感のある「時候の挨拶」を添えることで、相手に丁寧でやわらかな印象になります。
一方で、「どの言葉をいつ使うの?」「書き出しと結びのバランスは?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、5月の時候の挨拶を【上旬・中旬・下旬】に分けて整理し、書き出し・結びの例文をビジネス・やわらかい表現別にまとめました。必要な表現をすぐに見つけられる辞書のような記事としてご活用ください。

5月の時候の挨拶の基本|書き出しと結びの考え方
5月の時候の挨拶を使う際の基本ルールを解説します。書き出しと結びの役割や、ビジネス文書で失礼にならない構成の考え方を簡潔にまとめています。
書き出しの基本:時候の挨拶 + 相手の安否を尋ねる言葉
「〇〇の候」という季節の言葉に続けて、相手の繁栄や健康を喜ぶ言葉を繋げるのが一般的です。
結びの基本:相手の健康・発展 + 今後の変わらぬ交流を願う言葉
5月は寒暖差や環境の変化が大きいため、相手の体調を気遣う一言を添えると好印象になります。

新緑や薫風といった言葉から、明るく前向きな印象の季節です。
▼5月の挨拶文|上旬・中旬・下旬の例文集
【一覧表】5月の時候の挨拶と使う時期
5月の挨拶は、5月5日頃の「立夏(りっか)」を境に、春の表現から夏の表現へと移り変わります。以下の表を参考に、送る日付に合った言葉を選んでみてください。
| 時期 | 時候の挨拶(漢語調) | 意味・季節感 |
| 上旬(〜5/4頃) | 晩春・惜春・麗春 | 春の終わりを惜しむ、穏やかな陽気 |
| 中旬(5/5〜20頃) | 立夏・万緑・新緑 | 夏の始まり、木々の緑が鮮やかな様子 |
| 下旬(5/21以降) | 薫風・若葉・向暑 | 爽やかな風、初夏の暑さが近づく気配 |
▼「立夏の候」の詳しい意味や使える期間をチェックする
▼5月の書き出し・結びのパターンをもっと見たい
【書き出し例文】5月の時候の挨拶(ビジネス・やわらかい)
5月に使いやすい書き出しの例文を、シーン別に紹介します。
【ビジネス・フォーマル(漢語調)】

- 万緑の候、平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
- 薫風の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
- 新緑の候、貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
【やわらかい口語調】
- ゴールデンウィークが明け、ようやく日常が戻ってまいりました。
- 風に舞う若葉が目にまぶしい季節となりました。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
- 暦の上では夏となりましたが、爽やかな五月晴れが続く今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

ゴールデンウィーク(大型連休)は、親しい間柄で使うようにしましょう♡
親しい間柄には親しみやすい表現「新緑がきれいな季節になったね」「ゴールデンウィーク楽しかった?」のような口語的な表現もOKです。
▼日常で使える5月の挨拶を知りたい方
5月の季節の挨拶|やわらかい書き出しと結び例文(そのまま使える!)
【結び例文】5月の挨拶(時期別の気遣い)
結びの言葉は、その時期にあわせて「相手の状況」に寄り添うのがポイントです。
- 上旬:「連休明けでお忙しい中と存じますが、無理をなさらずお過ごしください。」
- 中旬:「さわやかな新緑の季節、皆様のますますのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。」
- 下旬:「暑さに向かう折、季節の変わり目ですので、どうぞお身体を大切にお過ごしください。」
5月の挨拶で意識したい「3つの心遣い」
5月の挨拶で押さえておきたい基本の心遣いを解説します。季節感のある言葉選びや、体調への配慮など、失礼のない表現のポイントを簡潔にまとめました。
「瑞々しさ」を意識する 「新緑」「青葉」「山笑う」など、生命力あふれる言葉を選ぶと、読み手に明るいエネルギーを届けられます。
新生活の疲れを労う 4月の緊張が解け、心身に疲れが出やすい時期(五月病など)への優しい配慮を添えましょう。
寒暖差への配慮 日中の暑さと朝晩の冷え込みを考慮し、健康を案じる言葉を忘れないようにしましょう。
まとめ
5月の時候の挨拶は、季節の爽やかさを伝えるとともに、相手への気遣いを表現することができます。
・上旬:春の名残や連休明けの労い
・中旬:新緑や初夏の訪れを感じる表現
・下旬:暑さや体調への気遣い
このように時期に合わせて言葉を選ぶことで、より自然で丁寧な印象の挨拶になります。本記事の一覧を参考に、用途や相手に合わせて使いやすい表現を選んでみてください。






