「それな」は、SNSやチャットでよく見かける言葉ですよね。共感や同意を表すカジュアルな言葉ですが、ビジネスシーンでは使わない表現なのでどんな言葉なの?と思ってしまう方のために。この記事では、「それな」の意味や使い方、注意点、言い換え表現などを解説します。
仲の良い友人との会話で「それな」って使うと、同じ感覚がわかってくれて楽しいんです!
そうですよね。でも「それな」を使うのは親しい間柄でとどめておきましょう。
「それな」は、主に若者を中心にインターネット上で広まったスラングで、相手の意見や状況に対して「そうだよね」「わかるよ」といった共感や同意を表す言葉です。ビジネスシーンでは控えましょう。
※スラングとは、特定の集団や状況でしか通じない、一般的には使われない言葉のことです。
「それな」ってどんな言葉?
「それな」は、相手の意見や考えに共感したり、賛同したりする時に使う、若者言葉です。
「そうだよね!」「めっちゃ分かる!」「わかるわかる」「その通り!」このような言葉に近いニュアンスですが、「それな」はよりカジュアルで親近感のある表現と言えるでしょう。LINEなどのメッセージアプリで頻繁に使われ、会話の流れをスムーズにする便利な言葉として定着しています。特に、共感の気持ちを伝えたいけど、長文はちょっと…という時に重宝されます。
「それな」は、短い言葉で、簡単に相手の気持ちに共感できる点が魅力なのでしょうね。
「それな」の使い方と例文
「それな」「それなー」「それな〜」「それな!」「それな…」と表記は、さまざまでニュアンスが少しずつ違うようです。
「それなー」: 少し強調したい時や相手に感心をしているニュアンス。
「それな〜」: 共感以外に驚きや感動といったニュアンスになることもあります。
「それな!」:相手に強く共感している時に使います。
「それな…」:少し残念な気持ちや、考え込んでいるようなニュアンス。
1)相手の意見に共感する時
・「今日の天気最悪だよね」「それな。めっちゃ寒いし」
2)自分の考えを強調したい時
・「あのカフェの雰囲気が好きすぎる」「それな!私もよく行く」
3)会話の流れをスムーズにする時
返答に困った時に「それな」と返すことで、会話が途切れるのを防ぎます。しかし、「それな」は、会話の話題を変えたい時や、早く会話を終わらせたい時にも使われることがあります。
「それな」は、使い方によって誤解が生じることも…
「それな」は単なる相槌としてだけでなく、会話の流れをスムーズにする効果も持ち合わせています。相手の話に共感した際に「それな」と一言添えることで、会話が弾むことがあります。しかし、相手が真剣に話している際に、言葉が思いつかず「それな」と返してしまうと、相手は「本当に話を聞いてくれているのかな?」と感じるかもしれません。
「それな」を使う際には、単に共感するだけでなく、自分の考えを少し加えることで、会話がより深まります。例えば、「それな!私も最近同じように感じていて…」のように、具体的な言葉を添えると、相手はあなたの意見をより理解し、会話が弾むことでしょう。
「それな」の言い換え
「それな」は、カジュアルな言葉であるため、ビジネスシーンでは使用を避けましょう。ビジネスシーンでは、より丁寧で敬語を使った表現が求められます。
「それな」の代わりに使える言葉【カジュアルな場面】
・「あーね」:「あーなるほどね」「あーそうだよね」を省略したもの。
・「だよね」:「そうだよね」と同意したり、相槌(あいづち)のように使われます。
・「ほんそれ」:「本当にそうだね」を省略したもので、「それな」とほぼ同じ意味で使われます。
・「わかるわかる」:「よく理解できる」「共感できる」という意味で相槌としても使われます。
「それな」の代わりに使える言葉【ビジネスシーン】
・「同感です」
・「その通りです」
・「ごもっともです」
・「おっしゃる通りです」
「それな」の由来
「それな」の誰が言い出したのか、正確な由来は分かっていませんが、インターネットスラングとして広まったと考えられています。「それ」の部分は、相手の言ったことに対する同意を、「な」の部分は語尾を強調し、共感を表すニュアンスを含んでいると解釈されています。ほかには、2ちゃんねるで使われていたとか、関西弁の「ほんまそれな」(本当にそうだよね)が省略されたという説です。「ほんま」が取れて、「それな」だけが残ったという考え方もあります。
SNSの普及により、コミュニケーションの場が広がり、新しい言葉が生まれやすくなったんですね♡
まとめ
「それな」は、現代の若者を中心に広く使われている言葉ですが、そのカジュアルな表情のため、使う場面、TPOを選ぶ必要があります。相手に失礼にならないよう、言葉遣いに注意して使いましょう。