年末が近づくと、お世話になった方々への一年の締めくくりの挨拶をどうすれば良いか悩みますよね。特にビジネスシーンでは、目上の人や大切な取引先には、失礼のない丁寧な言葉遣いを心がけたいものです。この記事では、年末の挨拶での注意点、相手に合わせた適切な表現、そしてすぐに使える例文やメール文を紹介します。
年末の挨拶は、一年の終わりに際し、お世話になった方々へ感謝の気持ちを伝えるとともに、来年も良好な関係を続けたいという願いを込めて行われます♡
一年の締めくくりの挨拶の重要性
年末が近づくと、日頃お世話になっている方々へ感謝の気持ちを伝える「年末の挨拶」が欠かせません。では、なぜ年末に挨拶をするのでしょうか?その意味と重要性について、以下にまとめました。
区切りをつける:一年の出来事を振り返り、区切りをつけ新たな気持ちで新年を迎える準備をします。
一年の感謝を伝える:無事に一年を過ごせたことへの感謝と、日頃のお礼を伝えます。
今後の関係性を良好に保つ:来年も良好な関係を続けたいという意思表示になります。
年末年始の休業の案内:年末年始の休業期間を伝えることで、相手に支障が出ないように配慮します。
年末の挨拶は、一年間の感謝の気持ちを伝える、心温まる大切な機会です。良好な関係をこれからも大切にしていきたい、という気持ちを伝える場でもあります。
「年末の挨拶」メールが苦手です。
年末の挨拶の例文をみていきましょう♡
「年末の挨拶」を送る・例文
年末の挨拶でよく使う例文・メール文を、件名と本文に分けてご紹介します。長すぎず、簡潔で使いやすい表現をを紹介しています。相手別(取引先、上司)に分けていますので、状況に合わせて使い分けてください。
【取引先】
件名:「年末のご挨拶」
いつも大変お世話になっております。 株式会社〇〇の〇〇です。
本年も格別のご厚情を賜り、心より感謝申し上げます。
ーほかに伝えたい内容ー
来年もどうぞよろしくお願いいたします。どうぞ良いお年をお迎えください。
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※ほかに伝えたい内容とは、
・来年の事業目標
・弊社の年末年始休業期間は下記の通りです。
・日頃の感謝の言葉を具体的に伝えてみることです
【上司】
件名:「年末のご挨拶」
本年も大変お世話になりました。
本年もご指導をいただき、誠にありがとうございました。おかげさまで、日々充実した業務に取り組むことができ、大変感謝しております。
来年も引き続きご指導のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
どうぞ良いお年をお迎えください。
簡単ではございますが、年末のご挨拶とさせていただきます。
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単に形式的な挨拶で終わらせるのではなく、「来年も一緒に仕事ができることを楽しみにしています」「来年も色々と情報交換させてください」など、具体的な言葉を添えることで、より気持ちが伝わりますよね♡
【メールを送る時の注意点】
年末の挨拶をメールで送る際の注意点をまとめてみました。
・送る時期: 一般的には12月中旬から年末にかけて送る。
・一斉送信は控える: 個別に相手に合わせた内容で送るのが望ましいです。
・分かりやすく丁寧に:忙しい時期なので、簡潔で分かりやすい文章を心がける。感謝の気持ちを伝える丁寧な言葉遣いを意識する。
上司への年末挨拶メールを送るかどうかは、会社の文化や上司の考え方によって異なります。送らないことが一般的な場合もありますので、考慮しましょう。
「年末の挨拶」の返信メール・例文
年末の挨拶メールへの返信の例文をみていきましょう。
メールの返信例です♡
【取引先】
件名:Re: 年末のご挨拶
〇〇株式会社 〇〇様
いつも大変お世話になっております。△△株式会社の△△です。
ご丁寧に年末のご挨拶をいただき、誠にありがとうございます。
こちらこそ、本年も格別のご高配を賜り、心より感謝申し上げます。
ーほかに伝えたい内容ー
〇〇様にとっても、良いお年をお迎えになられますようお祈り申し上げます。
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※ほかに伝えたい内容について、相手のメールに具体的な内容が含まれている場合は、それに応じた内容を返すことで、より丁寧で心のこもった返信になります。
「一年の締めくくり」の言い換え・類語
「一年の締めくくり」の言い換えです。ビジネスシーンやメール文にも使える表現ですので、適宜、年末の挨拶や業務報告、社内外への連絡など、様々な場面で活用してみてください。
「一年の締めくくり」の言い換え表現をいくつか知っておくと、ビジネスシーンやフォーマルな場面で役立ちます♡
「本年も残すところわずかとなりました」
意味:年末が近づき、一年が終わる時期になったことを丁寧に伝える表現です。「わずか」という言葉で、残り時間の少なさを強調した表現です。
例文:本年も残すところわずかとなりましたが、皆様のおかげで無事に一年を終えることができそうです。
「年の瀬(としのせ)も押し迫り」
意味:年末が間近に迫り、非常に近づいている状態を表します。「押し迫る」は、時間や期限などが切迫している様子を表す言葉です。
例文:年の瀬も押し迫り、何かとご多忙のことと存じます。
「年の瀬を迎え」
意味:年末になったことを示す表現です。「迎える」は、時期や時節が到来することを意味します。
例文:年の瀬を迎えるにあたり、本年中のご愛顧を心より感謝申し上げます。(取引先への挨拶)
「年の瀬を感じる」
意味:年末の雰囲気や気配を感じ取ることを表します。
例文:忙しくなってきたので、ようやく年の瀬を感じるようになりました。
「年の瀬が近づいてまいりました」
意味:年末が近づいてきたことを丁寧に伝える表現です。
例文:年の瀬が近づいてまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
「年の瀬のご多忙の折(としのせのごたぼうのおり)」
意味:年末で皆が忙しくしている時期であることを慮る表現です。「ご多忙の折」は、相手の状況を気遣う丁寧な言い回しです。
例文:年の瀬のご多忙の折、恐縮ではございますが、本メールにてご挨拶を申し上げます。
「年の瀬もいよいよ」
意味:年末がますます近づいていることを強調する表現です。
例文:年の瀬もいよいよ迫り、本年も残りわずかとなりました。どうぞ良いお年をお迎えください。
まとめ
年末の挨拶は、感謝の気持ちを伝え、良好な関係を維持するための大切な機会です。この記事で紹介した例文や注意点を参考に、心を込めた挨拶を心がけましょう。