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「ご苦労様」は目上の人にNG?ビジネスシーンで使える言い換えも紹介

言葉遣い

「ご苦労様」は、ビジネスシーンでよく使われる表現ですが、目上の人に対して使っていいのか迷う方も多いのではないでしょうか。挨拶のように使われている言葉ですね。

「ご苦労様」は、相手が頑張ったことに対して、労いやねぎらいの気持ちを伝える丁寧な言葉です。「ご苦労様」は、目上の人から目下の人に対して使う言葉のため、目上の人に対して使うと失礼になります。

ビジネスシーンで使える「ご苦労様」の言い換えや使い方について、ブログで詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

「ご苦労様」「お疲れ様」の違い

「ご苦労様」の基本的な使い方について。「ご苦労様」「お疲れ様」の違いがわかると「ご苦労様」の使い方が理解しやすくなります。

※「ご苦労様」「お疲れ様」の意味は両方とも、「相手が困難な仕事や努力をした時に、その苦労や労力に感謝や敬意を表すために使う」ことです。

※「ご苦労様」「お疲れ様」は、丁寧な表現です。

誰に使うのか使う時
「ご苦労様」目下の人
部下
同僚

・プロジェクトの終了時に、共同作業者や部下に感謝の意を示す時
・お手伝いしてくれた時に、感謝の言葉として使う時
・苦労、困難な状況を乗り越えた人に対して敬意を示す時
「お疲れ様」社内の目上の人
目下の人
部下
同僚

・仕事の終了時やプロジェクトの完了時に使います。
・お互い協力したり、作業して達成した時にお互いが感謝の意を示す時
・日常会話で「お疲れ様」と挨拶のように使います。

次は、ビジネスシーンでよく聞く言葉をピックアップしてみました。

「ご苦労様」は正しい使い方?

下記の例文の「ご苦労様」は正しい使い方でしょうか?

1)状況はーーー
相手は上司です。上司があなたの資料作成を手伝ってくれました。

その時、あなたは上司に対して「ご苦労様です」とお礼を伝えました。正しい使い方でしょうか?

答えはハートをクリックしてください♡♡♡

解答 「お力添えいただきありがとうございます」を使いましょう。「お力添えがあったおかげで、資料が完成しました。感謝申し上げます」

使っている人は気をつけましょう♡

2)状況はーーー
相手は部下です。部下があなたのプロジェクトを手伝ってくれました。

その時、あなたは部下に対して「ご苦労様です」とお礼を伝えました。正しい使い方でしょうか?

答えはハートをクリックしてください♡♡♡

解答 「ご苦労様です」は適切な使い方です。ほかには「協力をいただき」「助けていただき」があります。

「ご苦労様」の意味

ご苦労様の意味についてみていきましょう。

「ご苦労様」苦労や頑張りを労う(ねぎらう)表現です。一般的には目上の人には使いません。
「ご苦労」「苦労」を丁寧にした表現です。「ご苦労様」は、相手が苦労したことをねぎらう言葉です。

上司が会議の準備手伝ってくださったから、「ご苦労様でした」と言ったら注意されました。

「ご苦労様」は、丁寧な言葉ですが、目下の人に対して使います。
正しく使えるようにみていきましょう♡

「ご苦労様」の例文

ご苦労様の例文です。ビジネスシーンでよく使う言葉を挙げています。


【仕事仲間に感謝する時】

・今回の会議の進行は、本当に素晴らしかったよ。ご苦労様でした。

・この企画は大変だったけれど、みんなの協力があって成功しました。本当にご苦労様でした。


【目下の人に感謝する時】

・ご苦労様でした。おかげさまで、プロジェクトが成功することができました。

・今日は、協力してくれてありがとう。ご苦労様でした。

・おかげさまで、無事に完了しました。ご苦労様です。

※「ご苦労様」を使う際には、相手の頑張りや努力を労い、ねぎらいの気持ちを伝えることが大切です。

「ご苦労様」は、丁寧な言葉、目下の人に対して使います。
正しく使えるようにみていきましょう♡

【出張から帰ってきた上司に対して】

上司
上司

出張から、ただいま戻りました。

部下
部下

ご苦労様です。

上司
上司

ご苦労様です?

「ご苦労様です」がなぜダメなのか考えましょう。

「ご苦労様です」は、丁寧語ですが、目上の人には「お疲れ様です」を使いましょう。

【答え】
・出張からのお戻り、お疲れ様です。
・出張からのお戻り、お疲れ様でございます。

「お疲れ様です」だけでもいいのですが、相手を労う言葉もそえてみましょう♡

【社内での会話】

先輩から依頼された注文書は全て作りました。

先輩
先輩

おかげさまで、私の作業も進みました。どうもありがとう。

おかげさまで、私の作業も進みました。どうもありがとう相手に感謝している気持ちが伝わっていいですね。「ご苦労様」の言い換えができていますね。

「ご苦労様」の言い換え

「ご苦労様」の言い換えです。ご苦労様、お疲れ様以外の表現を使って相手を労う言葉もあります。

・いつもありがとう

・ご苦労をおかけしました。

・ご苦労様でした。一緒に頑張れて、とても嬉しかったです。

・お疲れ様です。一緒に成し遂げて、とてもうれしいです。

・お疲れ様です。おかげさまで、無事に成し遂げることができました。

・お疲れ様です。この件についてどうもありがとう。

・おかげさまで、無事に完了することができました。どうもありがとう。

・お忙しいところ、お手伝いしてくれて、ありがとうございます。

・お疲れ様です。一緒に頑張りましょう。

・一緒に頑張ってよかったです。本当にお疲れ様でした。

【社内での会話】

後輩
後輩

お疲れ様です。今日は、いろいろとご指導いただきましてどうもありがとうございます。

先輩
先輩

今日もお疲れ様です。

先輩は後輩に対して「お疲れ様です」を使っています。

「ご苦労様」を使うと失礼に感じる?

「ご苦労様」を使うとが失礼に感じる理由。「ご苦労様」は相手を労う言葉であり、「ご苦労様」と言われた人は、その人よりも目下であるということになります。そのため「ご苦労様」を使うことに抵抗を感じる人もいます。

最近では「ご苦労様」を使わずに、「お疲れ様」や言い換えの表現を使用することで相手を尊重することが人ができます。

【社内での会話】

後輩
後輩

お疲れ様です。今日のミーティングの時にお力添えいただきありがとうございました。

先輩
先輩

お疲れ様です。一緒に成し遂げて、とてもうれしいです。

「お疲れ様」と感謝の気持ちを伝えた方が、共感できていいですね。

・共感の言葉を加えることで、相手は「自分の頑張りを認めてもらえた」と感じ、モチベーションアップにもつながります。

・例えば、上司があなたに「お疲れ様です。今日は大変だったと思いますが、よく頑張りましたね」言われることで、あなたは「労いの言葉を聞いて、頑張ってきてよかった」と感じるでしょう。

上記の言い換えの例文をご参照ください。

まとめ

目上の人に対して「ご苦労様」を使うことは失礼にあたります。ビジネスシーンで「ご苦労様」を使う際は、相手との関係性や状況に応じて、適切な言葉を選ぶようにしましょう。


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今日も一緒に言葉を学んで、相手を思いやる言葉遣い、適切な言葉遣いでコミュ力を上げていきましょう♡

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